医療保育士とは?仕事で活かす方法や資格を取る方法を解説

医療保育士という仕事を知っていますか?

医療保育士は、病気の子どもたちの心をケアする保育士のこと。主に病院や小児科などの医療機関で働いており、別名「病棟保育士」とも呼ばれています。働きやすさから、今人気が出てきている仕事の一つです。

でも「どんな仕事をしているの?」「どうやったらなれるの?」と思うかもしれませんね。

そこでここでは、医療保育士について詳しくご紹介。医療保育士になるための方法やお給料など、気になる情報も紹介します。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

医療保育士とは?どんな仕事?

入院している子どもに本を読んであげている医療保育士の女性
医療保育士は、病院や小児科などの医療機関で働く保育士のこと。別名「病棟保育士」とも言います。

病気の子どもたちの心もケアして、遊びを提供しながら楽しんで成長していけるようにサポートするのが仕事です。

日本ではあまり知られていない職業ですが、アメリカやイギリスではスペシャリストとして多くの医療保育士が働いています。

入院生活を送る子どもたちが、心身ともに元気な姿で退院していったり、長期の入院で気持ちが沈んでいる子どもたちが楽しそうに過ごす姿を見られるため、大きなやりがいがある仕事です。

それでは、医療保育士になるとどのようなメリットがあるのでしょうか?

医療保育士のメリット

医療保育士のメリットを3つ紹介している女性
医療保育士のメリットは、次の3つです。

・将来的にニーズが高くなる
・基本的に夜勤がなく、働きやすい
・給料が比較的高い

それぞれ見ていきましょう。

1.将来的にニーズが高くなる

医療保育士は、将来的にニースが高くなる仕事です。

大切な子どもだからこそ、入院中の心のケアを求める保護者はたくさんいます。そこで、子育てのプロである保育士の新しい職場として、医療機関が注目を集めているのです。

アメリカやイギリスに比べたら少ないものの、今後医療保育士を配置する病院は増えていくでしょう。

2.基本的に夜勤がなく、働きやすい

医療保育士の仕事は、子どもが起きている日中です。

子どもが寝ている夜の時間は、夜勤の看護師が対応します。そのため、通常の保育と同じように9時~18時の時間帯で働けるのです。

思いっきり体を動かしたり、走り回ることもないので、体力的にも負担がかかりません。

このように、働きやすい職場なのもメリットの一つでしょう。

3.給料が比較的高い

医療保育士は、通常の保育士よりもお給料が高いです。

運営している医療法人によっても大きな差がありますが、医療保育士の給料は17万〜30万円ほど。

正職員の場合、さらに賞与が3〜4ヶ月分支払われることが多いです。そのため、年収では350万円〜500万円くらいまで差が出てきます。

また、夜は看護師のみのところがほとんどなので、夜勤がない保育の仕事の中では比較的高給の仕事でしょう。

将来的なニーズもお給料も高い医療保育士。どうやったらなれるのでしょうか?

医療保育士になるには?どんな資格が必要?

どうすれば医療保育士になれるのか悩んでいる女性
医療保育士になるには、前提として保育士資格が必要です。保育士資格があれば、看護師などの資格はなくても、病院の求人に応募するだけでなれます。

ただし、医療保育士の求人はあまり多くないので、競争率がとても高いです。

また、担当する子どもも療養中なので、医師や看護師とのやりとりも発生することも。働くならば保育だけでなく、医療や看護、薬学についての知識が必要です。

これらの知識を身につけられる資格として「医療保育専門士」がありますが、1年以上医療保育士として働いていないと取得できません。

このように、新たに医療保育士として活躍したい方は、まず求人を探すことが大切です。それでは、医療保育士の求人はどこを探せば良いのでしょうか?

求人はどこを探せばいい?

求人サイトで医療保育士の求人を見つけた女性
医療保育士を求人は、保育士専門の求人サイトで探すのがオススメです。

保育士専門の求人サイトであれば、保育施設と強いつながりがあります。そのため、医療保育士のような一般に公開されない好求人がたくさんあるのです。

また、保育士の事情に詳しいキャリアコンサルタントもいるので、就職についての不安を相談できます。

医療保育士になりたい方は、求人サイトで求人を探してみましょう。

医療保育の求人を探している人におすすめのサイト

保育士バンクのHP

保育士バンク

日本最大級の求人数を誇る保育士専門の求人サイト。プロのキャリアコンサルタントのサポートの質が高いと評判がいい。管理人の一番のおすすめです。

ジョブメドレーのHP

ジョブメドレー

医療・福祉分野に強いネットワークがあるため、全国の保育所や保育施設、幼稚園などとの繋がりも深く、全国の総求人数は5万件以上になります。

保育情報どっとこむのHP

保育情報どっとこむ

幅広い雇用形態をサポートしていることや、未経験、ブランク有りでも応募できる求人が多いことから、30代後半から40代の保育士から人気の求人サイト

上でも書いたとおり、医療保育士の求人は人気が高いので複数の求人サイトに登録して定期的にチェックするといいですよ。

その他のおすすめの求人サイトは保育士向けの転職サイトの口コミ・評判を保育士の視点からチェック!の記事を参考にしてみてください。

まとめ

入院している子どもに会いに来た医療保育士の女性
医療保育士になる方法や仕事内容、メリットについて紹介してきました。

医療保育士は、病気の子どもたちの心をケアするやりがいのある仕事です。しかし、お給料も高く、働きやすい職場なので求人も多くありません。

今すぐ医療保育士になりたい方は、まずは求人サイトに登録して求人を探しましょう。求人サイトは保育施設とコネクトが強いので、医療保育士のように好条件の求人が掲載されています。

ぜひこの記事を参考にして、素敵な医療保育士になってくださいね。

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