チャイルドコーチングという資格を知っていますか?
チャイルドコーチングとは、一般的な教育とは違う「コーチング」を身につけられる資格のこと。心理学などの専門的な知識やスキルを使って、子どもの能力を引き出します。教育に関わる仕事をしている人には、スキルアップにもなる資格です。
でも、「難しそうだけど、私にも取れるの?」「具体的にどんなことが身につくのかな?」と思うかもしれませんね。
そこで、ここでは「チャイルドコーチング」について詳しくご紹介。仕事で活かす方法や、資格を取る方法についても詳しく説明します。
ぜひ参考にしてくださいね。
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目次
チャイルドコーチングとは?どんな資格?
チャイルドコーチングとは、「子どもの潜在能力を引き出すスキルがある」ということを証明する資格です。
コーチングは、次のように子どもと対話することで、子どもの自発的な行動を促します。
・子どもが新しい気づきができるように質問する
・子どもの答えや意見を耳だけでなく、五感すべてを使って観察して聴く
・子どもの意見を聞き入れて、肯定する
この3つは、コーチングで最も大切なことです。一方的にアドバイスをされるだけだと、子どもは受け身になってしまうもの。対話を通すことで、子どもが自分の能力に自ら気づき、自発的に行動できるようになると考えられています。
チャイルドコーチングを学べば、小さな子どもに限らず、小学生や高校生までの子どもたちにも対応できるコーチングスキルやカウンセリングスキルが身につきます。
チャイルドコーチングは、子どものやる気を引き出すための知識や、心理的な支援スキルを持っていることを証明してくれる資格なのです。
それでは、保育士がチャイルドコーチングを取得するとどのようなメリットがあるのでしょうか?
保育士がチャイルドコーチングを取得するメリット
保育士がチャイルドコーチングを取得するメリットは、次の2つです。
・プラスαのスキルが身につく
・新しい働き方ができる
それぞれ見ていきましょう。
プラスαのスキルが身につく
チャイルドコーチングでは、子どものストレスや悩みを解決するスキルが身につきます。
ストレスや心の病気は、大人だけがかかるものではありません。学校の人間関係や家庭で受けたストレスが原因で、子どもの心の病気も増えてきています。
とくに、保育士のように子どもの保育や教育に関わる職業では、ストレスを受けた子どもの心を癒やしてあげることも重要な仕事です。
チャイルドコーチングを取得すれば、保育スキルとの相乗効果でよりよい保育を子どもたちに提供できるでしょう。
新しい働き方ができる
チャイルドコーチングを取得すれば、保育士以外の新しい働き方も目指せるのがメリットです。
例えば、次のような職場で活躍できる可能性があります。
・子育てに関するセミナーの講師
・スポーツスクールや学習塾でのコーチ
また、幼稚園や保育園、福祉施設ではカウンセリングを任されることも。ただ子どもについて詳しいだけでなく、子どもの潜在能力を引き出す知識を持っているため、とても重宝されます。
小学生や高校生にも対応できるので、塾や習い事の場面では「やる気と能力を引き出す」目標設定をお手伝いできますよ。
心やコーチングに詳しい人はまだ少ないので、自分にしかできない新しい働き方ができるのもメリットですね。
それでは、チャイルドコーチングの資格を手に入れるにはどうすればいいのでしょうか?
チャイルドコーチングの資格を取るには?
チャイルドコーチングの資格には、次の2つがあります。
・チャイルドコーチングアドバイザー
・チャイルドコーチングマイスター
身につくスキルに大きな違いはないので、資格そのものについては「こっちの方がいい!」とは言えません。ただ、【チャイルドコーチングマイスター】のほうが受講料が安く、学習期間も短いので取得するならこちらがおすすめです。
どちらの資格も自宅で勉強できて、試験も在宅受験ができるため、仕事をしている方や子育てをしている方でも気軽に挑戦できます。
ここからは、それぞれの資格についての特徴を見ていきます。
チャイルドコーチングアドバイザー
「チャイルドコーチングアドバイザー」は、「一般社団法人 日本能力開発機構(JADP)
」が認定している資格です。
次の流れで、資格を取得することができます。
・「資格のキャリカレ」で「チャイルドコーチングアドバイザー資格取得講座」を修了
・在宅試験に合格する
試験は、70%以上を得点すれば合格です。受験資格はとくにありませんが、講座を修了しないと試験は受けられないので注意してくださいね。
費用:講座46,000円+受験料5,600円
標準学習期間:4ヶ月
学習スタイル:通信
講座の魅力
チャイルドコーチングアドバイザーの講座では、イラストがたくさんあって分かりやすいテキストを使うのが魅力的です。
テキストを使った勉強だけでなく、実践力を養うためのカリキュラムも充実しています。例えば、付属のDVDには講師のコーチングの実演を収録。さまざまなケースに合わせたコーチングテクニックを学ぶことが可能です。
さらに、実践を想定した「コーチング実習」を3回行います。講師がマンツーマンで採点と解説をしてくれるので、効率的にスキルが身につきますよ。
理論を理解して、さらに現場で使えるようにしっかりスキルを身につけられるのはうれしいですね。
【問い合わせ】
一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)
〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目12番6号 田丸屋ビル4階
チャイルドコーチングマイスター
「チャイルドコーチングマイスター」は、「一般社団法人 日本能力教育促進協会(JAFA)」が認定している資格です。
次の流れで、資格を取得できます。
・「資格取得のformie(フォーミー)」の「チャイルドコーチングマイスター資格取得講座」を修了
・WEB試験に合格する
資格の認定もformieで行ってくれるので、手続きもシンプルなのが特徴です。
こちらの試験も受験資格はありませんが、講座を修了しないとテストを受けられないので注意してください。
費用:36,000円(認定証検定費込み)
標準学習期間:1ヶ月ほど
学習スタイル:通信
講座の魅力
チャイルドコーチングマイスター資格取得講座の魅力は、なんと言っても手軽なところです。例えば、教材はテキストではなく、いつでもどこでも手軽に見られるようにWeb教材を採用しています。
重たいテキストを持ち歩くこともなく、資料の整理をすることもないので、時間をムダにしません。質問もその場でメールできるので、スマートフォンしか使ってないのに合格することも可能です。
まとめ
「チャイルドコーチング」について、保育士の仕事に活かす方法や、資格を取る方法について紹介してきました。
チャイルドコーチングは、子どもの潜在能力を引き出すスキルがあると証明してくれる資格です。子どもの心を癒やす「カウンセリング」と、子どもの自発的に成長する力を引き出す「コーチング」のスキルを持っている人は、多くありません。
ぜひチャイルドコーチングの資格を取って、子どもの未来を明るく照らせる保育士さんになってくださいね。