保育士のキャリアアップ資格20個

保育士の資格だけでなく、保育士の資格にプラスアルファで資格を取得することで、キャリアアップになります。ここでは保育士のキャリアップに役立つ資格を20個紹介します。

保育のスキルアップのための資格

チャイルドコーチング

「子供の潜在能力を引き出す技術を持つ」ことを証明する資格です。幼稚園や保育所、福祉施設でカウンセラーとして働いたり、スポーツスクールや学習塾、自治体でカウンセリングを行なったり、セミナーの講師としても活躍しているひともいます。

チャイルドケア

ハーブやアロマなどを利用した自然療法によるホームケアに関する専門資格です。海外の幼稚園や保育園などで幅広く行なわれていましたが、最近は日本でも取り入れる保育施設が増えています。

ベビーシッター

母親の代わりに乳幼児を世話する人をベビーシッターと呼び、遊びや勉強のほか、保育園・幼稚園の送迎や、塾・習い事への付き添いなどを行います。ベビーシッターの資格は保育士のような国家資格ではなく民間の資格です。資格がなくても仕事はできますが、取得することで信頼性が高まります。

チャイルドマインダー

チャイルドマインダーは家庭的保育のスペシャリストで、0歳から12歳の子供を対象に、保護者が願う方針に沿った細やかな保育を行ないます。保育士との仕事の違いは保育士が施設で集団保育を行うのに対し、チャイルドマインダーは依頼者の自宅に訪問して少人数の子供を保育するという点です。

野外学習やレクリエーションで役立つ資格

レクリエーション・インストラクター

歌やゲーム、集団遊びやスポーツなどを効果的に利用して、コミュニケーションを促進させて楽しい空間を作り出し、集団をリードできる専門家のための資格です。保育所のレクリエーションはもちろんのこと、子ども会や老人クラブ、社会福祉施設、学校や職場の行事など、幅広い場面で活用されています。

ネイチャーゲームリーダー

ネイチャーゲームの基本的な理念や指導方法を理解した上で、ネイチャーゲームを広く普及させるための指導員です。「自然案内人」ともよばれ、160種類以上のネイチャーゲームを使って、年齢や性別に関わらず、みんなでネイチャーゲームを楽しめるように指導します。

森林インストラクター

森林インストラクターとは、森林に入ったり利用する一般の人々に対して、林業や森林に関する適切な知識を伝えて、森林を案内したり内部で野外活動を指導する人のための資格です。自然の中で森林のしくみや季節の美しい花、鳴き声のきれいな野鳥の名前、森林の生態などを詳しく説明できる知識とスキルが身につきます。

キャンプ・インストラクター

キャンプインストラクターは、日本キャンプ協会が認定している資格で、キャンプの基礎的な知識や技術を習得した指導者のための資格です。テントの張り方を始めとするキャンプの設営、工具や道具の使用方法のアドバイス、野外炊事の手順や注意点、キャンプファイアーのやり方、レクレーションなどの知識や技術を学ぶことができます。

メンタルケアのスキルを磨くための専門資格

臨床発達心理士

発達という観点から、メンタルケアの支援を行っていくための専門資格です。面接や心理テスト、行動観察などの手法を用いて、子どもの不登校や引きこもりの問題、発達障害の悩みを抱える人の社会適応の問題など、一生涯にわたって支援を行うのが特徴です。養護学校や障害者施設、児童相談所などで幅広く活躍しています。

臨床心理士

臨床心理士とは心理学の知識と技術でカウンセリングを必要とする相手の心理的問題を解決する専門家です。保育士が臨床心理士の資格を取得することによって、保育の現場であらゆるストレスなど心理的な問題を抱える子供達の問題を解決する手助けができるようになります。

医療や病児保育に関わる資格

認定病児保育スペシャリスト

認定病児保育スペシャリストとは 認定病児保育スペシャリストは、日本で初めて病児保育のプロを認める資格であり、日本病児保育協会が認定しています。病児保育施設や病児を預かるベビーシッター、体調の悪い子供を預かる保育所などで専門的に病児を預かり、世話をすることができる資格です。

医療保育専門士

医療保育専門士とは、医療を必要とする子供や保護者を対象に、病棟や施設などで子供達の身の回りの世話や援助、保護を行なう専門家です。医療保育専門士は医療保育士よりも専門的な知識や経験をもっていることを証明する資格でもあります。

医療保育士

医療保育士は病気の子供達を心も共にケアして、遊戯など提供しながら楽しんで成長していけるようにサポートします。主な職場は保育施設のある小児病棟となりますが、最近では保育園に設置されている病児室などに勤務しているひとも増えています。

福祉関連で役立つ資格

社会福祉士

社会福祉業務に関わる国家資格です。身体的や精神的、経済的にハンディキャップを抱える人達の相談に乗ったり、日常生活や社会生活をスムーズに行なえるように支援したり、あらゆる問題解決できるように助けるのが主な役割です。保育士がこの資格を取得することで、児童相談所、児童養護施設、障害児入所支援施設、母子生活支援施設、母子福祉センター、児童自立支援施設などで、資格を活かした支援ができるようになります。

精神保健福祉士

社会福祉業務に関わる国家資格です。精神的に障害がある人がスムーズに日常生活できるようにサポートしたり、社会生活に参加できるように支援を行ないます。保育士が精神保健福祉士の資格を取得することで、児童福祉施設や保育所、発達障害児支援施設でより適切なサポートを行なうことができます。

放課後児童支援員

2015年4月より「子ども・子育て支援新制度」が実施され、放課後児童クラブで指導することができる専門の資格である、放課後児童支援員の資格が新設されました。今まで学童保育に従事するためには特別な資格は必要ありませんでしたが、新制度では放課後児童クラブに放課後児童支援員を2人以上配置するように義務付けられました。これにより今まで学童保育に従事していた人達も、放課後児童支援員の資格取得が不可欠となりました。

保健児童ソーシャルワーカー

保健児童ソーシャルワーカーとは 保健児童ソーシャルワーカーとは、虐待やいじめ、登校拒否など問題を抱えて悩み苦しんでいる子供達を支援する専門資格です。学校や保育所、養護施設のような教育現場において、支援を必要とする児童に対して専門的に相談や支援を行なうことができます。

その他の資格

認定子育てアドバイザー

認定子育てアドバイザーは妊娠時期から思春期まで成長する子供に関するあらゆる知識や理解、親の心情の変化、環境による心情の変化や心理学の知識やスキルを身につけた、子育てのアドバイスをする専門家の資格です。子育てに悩みや不安を持つ母親や父親をカウンセリングすることで、悩みを一緒に解決していくことが主な役割です。

子育て支援員

2015年4月から開始された子育て支援員とは、小規模単位で保育やファミリーサポートなど子育てを支援する人のことをいいます。放課後保護者が家庭にいない児童の保護や小規模の家庭的保育、地域での子育て支援や施設での養護を助ける役割を行ないます。

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