キャンプ・インストラクターという資格を知っていますか?
キャンプインストラクターとは、キャンプを指導できるスキルがあることを証明してくれる資格のこと。アウトドアの知識だけでなく、実践的な生活技術も身につけることができます。
「どんな仕事に役に立つの?」「どうやって資格を取るの?」と思うかもしれませんね。
そこでこの記事では、キャンプ・インストラクターについて詳しくご紹介。資格の内容やとる方法なども紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
キャンプ・インストラクターとは?どんな資格?
キャンプインストラクターとは、日本キャンプ協会が認定している民間資格です。キャンプの指導者として必要な知識やスキルを習得できます。
例えば、次のことを学ぶことが可能です。
・テントの張り方を始めとするキャンプの設営
・工具や道具の使用方法のアドバイス
・野外炊事の手順や注意点
・キャンプファイヤーのやり方
・レクレーション
他にもキャンプを楽しく過ごせるような環境作り、安全にキャンプで過ごすための危険配慮、天候の変化などによる安全対応も学びます。
キャンプインストラクターには上位資格も用意されており、実務経験を積むことで「キャンプディレクター2級、1級」にステップアップも可能です。
それではキャンプインストラクターがあれば、どんなところで働けるのでしょうか?
どんなところで働けるの?
キャンプインストラクターの資格を持った人は、次のようなところで働いています。
・アウトドア用品の販売店
・キャンプ場
・ペンション
・ホテル
とくに、自治体や子ども会など地域団体が主催するキャンプで、子どもたちを相手にキャンプの指導をすることが多いです。
ただし、キャンプインストラクターの資格だけで生活している人はほとんどいません。基本的に、地域ボランティアなどの非営利活動で役に立つ資格です。
ただし、教師や保育士が資格を持っていることもあります。なぜなら、課外活動としてキャンプ体験を行うことが多く、仕事に活用できるからです。学校で子どもたちにキャンプ体験をさせる習慣はなくならないので、将来的に安泰な資格でしょう。
キャンプ・インストラクターの資格を取得するメリット
キャンプインストラクターの資格を取得するメリットは、やはりアウトドアについて実践的な知識が身につくことでしょう。
アウトドアの知識は、実際にやってみないと身につかないもの。その点、キャンプインストラクターはアウトドアに必要な知識が身につくので、アウトドアを安全に楽しめるのです。
例えば、キャンプなどの野外行事を行う職業ではもちろんのこと、授業の一環で林間学校やキャンプを行なう教職員や保育士も、安全で効率的な運営ができるようになります。
資格を取得した人の中には、プライベートでもキャンプが趣味になって、資格を積極的に活用している人もたくさんいますよ。
それでは、キャンプインストラクターの資格を取るには、どうすればいいのでしょうか?
キャンプ・インストラクターの資格を取るには
キャンプインストラクターの資格を取るには、次のステップを踏みましょう。
・日本キャンプ協会が認める養成講習会(2泊3日以上)に参加する
・資格認定試験を受ける
養成講習会は必ず泊まりがけで行います。講義の時間は合計20時間で、10時間は理論講習(キャンプの特性、指導、安全など)、残りの10時間は実技体験です。
講義ではキャンプの基礎知識やマナー以外に、野外ゲームやキャンプソングなどさまざまなアクティビティを学びます。
さらに、テントの設営や野外炊事、天気予報などの生活技術も学べるのがポイント。安全にキャンプができるように、しっかり勉強できます。
養成講習会の受講料は約20,000円程度ですが、講習の期間や会場によって違ってきます。18歳以上なら誰でも受講が可能です。
養成講習会を修了すると、資格認定試験を受けるます。試験は講習の内容から出題されるので、きちんと受講していればそれほど難しいものではありません。
【問い合わせ】
社団法人 日本キャンプ協会
東京都渋谷区代々木神園町3-1 国立オリンピック記念青少年総合センター内
TEL:03-3469-0217
まとめ
キャンプインストラクターについて、仕事での活かし方や資格を取るための方法を紹介してきました。
キャンプインストラクターは、キャンプの指導者と証明してくれる資格です。アウトドアの知識を身につけられるので、林間学校でも役に立ちます。保育士や教師は、持っておいて損はないでしょう。
頼もしいリーダーがいれば、予期せぬ災害でも対処できます。
ぜひキャンプをより楽しむために、キャンプインストラクターの資格を取ってみてくださいね。