『転職を考えているけど、なかなか一歩が踏み出せない』
そんな人も多いと思うので、今回は保育士の転職に最適なタイミングについて紹介します。
目次
転職のタイミング
上のグラフを見ればわかるとか思いますが、保育士の有効求人倍率は1月が最も高く5月が最も低くなっています。
これは新年度に向けての求人が増える時期が1月で、3月いっぱいで退職した人が求職者になるのが4~6月と需要と供給の時期にズレが生じるためです。また、新卒の保育士が一斉に4月から働き始めるので、新人教育の手間も増え求人が一気に減少するのも理由の一つですね。
当然ですが、求人が多い時期ほど自分に合った職場を探しやすいので、転職活動は12月~3月くらいに行うのが最もおすすめです。
逆に一番オススメできないのが4~6月の求人です。
この時期の求人は悪く言えば【余り物】なので条件の悪い、あるいは数字ではわからない人間関係の問題などで求人が残っているものが多いです。
もしもこの時期に転職活動をするなら転職サイトに登録した上で、新着順で新しく入った求人をチェックするようにしましょう。
この時期に新しく入る求人は新人が入ってすぐに辞めてしまったため、それを埋めるための求人であることが多いです。すぐに辞める新人というのはどこの職場にも一定数いるので、よく探せば条件のいい職場も見つかる可能性があります。
7~9月の求人は夫の転勤などの都合で辞めてしまった保育士の穴埋めの求人が多く入ります。
ただし、9月には同じような理由で新しい子供が入ってきて忙しくなる可能性が高いのでできれば8月の終わりまでには新しい職場に入れるように早めの転職活動を行うことをおすすめします。
10~11月の求人は来年度の求人を早めに出している場合と、4月から入った新人の教育が一段落したため次の求人を出した場合の2パターンが多いです。
時間的・あるいは人員的に余裕がある時期の求人なので、どちらのパターンであっても面接で落ちる可能性が高い時期です。
そのため、この時期に転職活動をする場合はある程度数をこなす覚悟はしておきましょう。もう少し待てば求人が一気に増えるため、時間を置くのも一つの手です。
園を辞めるタイミングは?
転職活動に最適な時期は12~3月と書きましたが、では今働いている園を辞めるタイミングはいつくらいがいいのか? こちらも悩みますよね。
ズバリ言ってしまうと園を辞める時期はやはり3月がベストです。
園児たちの心情を考えても、園を運営する側の都合を考えても一番良いのが3月末の退職でしょう。
そして、転職する側にとっても3月の退職はメリットが多いです。
まず最初のメリットとしては、4月から働き始めたほうが職場に馴染みやすいという点です。これについては詳しく説明する必要はないと思いますが、日本人は3月4月の人の入れ替わりが当たり前になっていることもあり、やはり転職はこの時期が一番受け入れられやすいでしょう。
2つ目のメリットは勤続年数の問題です。
雇用する側が保育士の勤続年数を見る場合、2年・3年・5年を一つの区切りとしてみるといわれています。例えばあなたが12月で2年9ヶ月間、保育士として働いている場合、3月末まで働く予定なら『3年間の経験実績』と言えますが、12月で辞めてしまうと『2年間の経験実績』という扱いになってしまいます。
そして最後のメリットは、雇用する側の印象が良くなることです。
上でも書いたとおり、園を運営する側としては3月退職が一番都合がいい時期です。
面接で話をする場合でも『12月で前の職場を辞めて転職活動をしています』というよりは『3月いっぱいまでは前の職場で頑張らしていただきます』と言ったほうが『ああ、この人は責任を持って最後まで勤めてくれるんだな』と思われる分、就職に有利になります。
このようにどうしても辛くて辞めたいと言った事情がないなら、退職時期としては3月が最もおすすめできます。
もちろん、デメリットとして仕事をしながら転職活動をしなければいけないという問題はありますが、最近の転職サイトではコンサルタントが条件にあった職場探しから面接の段取りまでほとんど済ませてくれるので『面接に行くだけで次の就職先が決まった』なんてこともあるくらいです。
以下に、転職サイトの中でも特にコンサルタントに力を入れているサイトを紹介しているので是非参考にしてみてください。
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