保育士に向いていない人の4つの特徴

「この人、保育士に向いてないなあ」と思ったことはありませんか?

もしくは、誰かから「あなた保育士向いてないよ」と言われたり、自分でも「私、保育士向いてないんじゃないかな」と思っているかもしれませんね。

確かに、どんな職業でも向き不向きはあるもの。保育士も例外ではありません。でも案外ちょっとした工夫で、その悩みは解消されることもあります。

ここでは、保育士として14年間働いてきた私が、「保育士に向いていない人の特徴」をご紹介。そして「保育士向いていないかも」と思ったときに考えるべきことも、合わせて紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

保育士に向いていない人の4つの特徴

自分は保育士に向いていないんじゃないかと悩んでいる女性保育士
保育士を14年続けた私が思う、「保育士に向いていない人の特徴」は次の4つです。

・声が小さく、みんなの前で話すのが苦手
・体力に自信がない
・子どもと一緒に感動できない
・ちょっとしたことで気が動転してしまう

それぞれ具体的に見ていきましょう。

1.声が小さく、みんなの前で話すのが苦手

保育士はたくさんの子どもたちの前で、大きな声を出してお話することが多いです。

朝の挨拶や室内の遊び、散歩やハイキング、運動会などのイベントなどなど。

大きい声を出すのが苦手な人や、人の前に立つとひどく緊張してしまうタイプの人は、保育士の仕事で苦労するかもしれません。

2.体力に自信がない

保育士の仕事はとにかく体力が必要です。子ども一緒に遊ぶためだけでなく、重い荷物を運んだり、走り回ったりしなければならないときもあります。

保育士のほとんどが女性なので、会社なら男性社員だけでやってくれるようなことも、女性だけでやらなければなりません。

例えばピアノの場所を移動するのに、女性2~3人で持ち上げて移動するなんてことは日常茶飯事です。このため保育士には、腰痛に悩んでいる人もたくさんいます。

体があまり強くない人や、体力がない方にはキツく感じる仕事かもしれませんね。

3.子どもと一緒に感動できない

子どもたちは好奇心旺盛で、ちょっとしたことでも大きく感動するもの。そして、その感動を保育士の先生に伝えて、「一緒に感動してほしい!」と思っています。

なので、大人からすれば当たり前のことでも「そうなんだぁ!すごいねぇ!」と反応を示してあげられないと、子どもたちはガッカリしてしまうのです。

繊細な子どもなら、先生に話したいとは思わなくなるかもしれません。

小さなことでも一緒に感動できる、または子どもの喜びに共感してあげられるというのは、保育士にとって大切な素養の一つなのです。

4.ちょっとしたことで気が動転してしまう

保育の仕事は、何が起きるか分からないもの。子どもが異物を飲み込むかもしれませんし、転んでケガをしてしまうかもしれません。

そんなときに先生が慌ててしまうと、適切な処置がとれなくなります。

また、怒り狂ってクレームを言いにくる保護者に対して、冷静に話をしつつ相手の気持ちを納得させなくてはいけないことも。

不測の事態も想定の範囲内と思いながら、何事にも冷静に対応できることが保育士には必要なのです。

向いてないなと思ったら、職場や仕事を変えたらうまくいくことも!

新しい職場で自分らしく働けている女性保育士
以上が、保育士に向いていない人の特徴です。

読んでみて「やっぱり私には向いていなかった」と感じたかもしれませんね。でも、実は「向いていない」と感じた特徴に目を向けると、今の保育園や、今の保育園での仕事が合わなかっただけということも。別の保育園に行ったり、保育士の資格を活かせる別の仕事の方が合っているということもあるのです。

例えば、大勢の前で話すのが苦手な人や、ちょっとしたことにも動転してしまう人は、今よりも少人数の保育園が向いているかもしれません。少人数であれば大声を出さなくても、声は届きやすくなりますし、トラブルも少なくなります。

また、ベビーシッターや病児保育士などの仕事も、基本的に子どもと1対1で過ごすので、大きな声を出す必要がありません。

そして体力がない方は、夜間保育に向いていることも。子どもが眠っている時間が長いので、走り回る子どもを追いかけなくてすみます。

夜間保育について詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。

また、子どもと一緒に感動できない人は、子どもに直接関わるのではなく、間接的に関わる仕事が向いているかもしれません。保育園での事務員や子ども服の販売員など、保育士の資格が活かせる仕事はたくさんあります。

こちらの記事では、保育士の資格を活かせる仕事を紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

保育士の資格を活かしたお仕事13選

まとめ

子どもと1対1で向き合う女性保育士
保育士に向いていない人について、紹介してきました。

保育士は、保護者から子どもを預かり、心と体の成長をサポートするとても大切な仕事です。でも、どんな仕事にも向き不向きがあるもの。「私には保育士は向いていない」と壁にぶつかってしまう人もいます。

まずは、どんなところで「保育士に向かない」と思ったのか、しっかり理解してみましょう。案外、環境が合っていないだけのケースもよくあります。

保育士資格は、保育園だけで活かせるわけではありません。「向いていない」と思ったところに目を向けてみれば、悩みや問題を解決できるキッカケがつかめるはずですよ。

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