保育士の資格を活かしたお仕事13選

「保育士って保育園以外で働けるところってあるのかな?」と思っていませんか?

実はたくさんあります。
保育士は子どもを育てるスペシャリスト。そのため、保育園だけでなく、会社や施設などさまざまな場所でニーズが高くなってきているのです。

とはいえ、「どんな職場があるの?」「どんな仕事なのかな」「どこで探せばいいんだろう…」と不安に思うかもしれませんね。

そこでこの記事では、保育士資格を活かせる仕事を10種類以上もご紹介。職場の説明や仕事の内容も具体的に紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

保育士の資格を活かせる仕事

心機一転、新しい仕事をするために面接に来ている女性保育士
保育士が働く職場といえば、「保育園」ですよね。しかし、保育園以外にも「保育士資格」が活かせる職場はたくさんあります。

大きく分けると、保育士資格を活かして働ける職場は次の4つです。

  • さまざまな保育所
  • 児童福祉施設(施設保育士)
  • 児童福祉施設や保育所以外での保育
  • 保育以外の仕事

ここからは、それぞれどんな職場なのか具体的に見ていきましょう。

さまざまな保育施設

青空の下にたたずむ、小さな保育施設
ひとことで保育園といっても、施設形態や運営している団体によって、保育方針は違うもの。同じ「保育所」という名前でも、働き方や子どもの年齢、環境も同じではありません。

ここでは、さまざまな保育施設についてその特徴や仕事の内容、対象の子どもの年齢を紹介します。

企業内保育

企業内保育とは、会社が社員の子どもを預かるために設置している保育所のこと。「産休や育休明けの社員が仕事に復帰しやすくする」ことが目的なので、預かるのは0歳~2歳の子どもが対象と思ってよいでしょう。

とくに働いている女性にとって「保育園に入れないなら、会社を辞めるしかない…」と悩まなくてすむので、うれしいサービスですね。

保育所は会社の中に設置していることもあれば、近くのスペースを使うこともあります。

企業内保育で保育士として働くには、その会社の社員にならなくてはいけません。また、夜勤がある会社では、保育士も夜勤で子どもを預かる可能性があります。

まずは企業内保育で保育士を募集している会社を探し、どんな働き方をしているか確認しましょう。

企業内保育の仕事内容やメリット、デメリットをもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事で紹介しているので読んでみてくださいね。

»企業内保育所で働く保育士の仕事内容

院内保育

院内保育は、病院で働いている医師や看護師など、職員の子どもを預かる保育施設のこと。いわば、企業内保育の病院バージョンと言ってよいでしょう。預かる子どもの年齢は、0歳~5歳くらいです。

院内保育も企業内保育と同じように、病院内や近くのスペースに保育所が設置されています。病院の大きさにもよりますが、どちらかというと小さな規模の保育であることがほとんど。そのため、運動会や発表会など大きなイベントはありません。

ただし、病院は24時間365日動いています。そのため、保育士のシフトも変則的になり、夜勤になることも。また、職員のシフトに合わせて子どもを預かるため、日によって預かる子どもが変わります。

保護者がすぐ近くで働いているため、子どもについてコミュニケーションを取りやすいのもポイントでしょう。

»院内保育所で働く保育士の仕事内容

駅型保育

駅型保育とは、駅ビルや駅施設に設置している保育施設のこと。鉄道会社や、保育施設を運営している大企業が保育所を運営しています。JR東日本など大きな会社だけでなく、私鉄鉄道会社も取り組むようになってきているサービスです。

預かる子どもの年齢は会社によってさまざまですが、0歳~5歳くらいが一般的でしょう。

駅ビルは夜しまっていることが多いので、夜勤はほとんどありません。また、日曜日や祝日を休日にしているところがほとんどです。

ただし、鉄道会社は夜遅くまで動いています。そのため、鉄道会社が運営する保育所は終電近くまで運営することも。保育士もその時間に対応できるように、早出勤や遅出勤などシフト勤務になります。

その分、鉄道会社は遊園地やデパートなどの商業施設も運営していることがあるので、割引券など充実した福利厚生があることも魅力的でしょう。

家庭的保育事業(保育ママ)

家庭保育事業とは、仕事やケガ、病気などで保育できない保護者の代わりに、子どもを自宅で預かる仕事のこと。子どもを預かる保育者のことを「保育ママ」と呼びます。

保育ママは1人につき、0歳~3歳未満の子どもを3人しか預かれません。さらに、子どもだけでなく保護者との距離も近いため、保護者にもきめ細やかな対応が求められます。

「保育園よりも家庭的なところで子どもを育てたい!」という保護者からもニーズが高くなっているサービスです。

保育ママになるには、会社に勤めるわけではなく、自治体から認定を受けて「開業」しないといけません。自治体によっては対応していないところもあるので、「保育ママ」として開業したいときは自治体に必ず確認しておきましょう。

営業時間は、基本的に朝8時~夕方6時までの日中で、夜勤はありません。休日は日曜日と祝日としている自治体がほとんどです。

保育の経験も生かされてくる仕事のなので、新卒からいきなり保育ママになる人はほとんどいません。ただし、「保育園よりもきめ細やかな保育がしたい」「出産や結婚で保育の仕事から離れてしまったけれど、もう一度復帰したい!」という方には向いているでしょう。

児童福祉施設

児童福祉施設で、お絵かきをしながら遊ぶ子どもたち
児童福祉施設とは、児童への福祉サービスを行う施設のこと。子どもと保護者の生活や自立を支援するのが目的です。主に0歳~18歳までの子どもたちを預かります。

施設によって呼び名が変わってきますが、児童福祉施設で働く保育士のことを基本的に「施設保育士」と言います。

また、保育園と違って子どもと24時間一緒に生活する施設もあるため、夜勤が入ることも。夜勤には必ず夜勤手当が出るため、日勤だけの保育士よりもお給料は高くなります。

ただし、休みが土日祝と一定ではなく、バラつきやすいのもポイントです。施設保育士として働くのであれば、自分に合った条件をしっかり見定めるようにしましょう。

施設保育士として働ける児童福祉施設には、次のような施設があります。

保育士資格があると活躍できる、児童福祉施設の一覧表

保育所や児童福祉施設以外での保育

ベビーシッターとして赤ちゃんを預かる女性保育士
保育所や児童福祉施設以外でも、保育士の資格を活かせる仕事はあります。

ここからは保育所や児童福祉施設以外の場所で、子どもを「保育」するお仕事を見ていきましょう。

学童保育

学童保育とは、日中に保護者が家にいない小学生(1年生〜6年生まで)を対象にした保育のこと。授業が終わった後の教室で、遊びや生活の場を与えます。

基本的に土日がお休みです。また、小学校が夏休み中でも、子どもを預かって仕事をします。

学童保育で働くためには、『放課後児童支援員』という資格を取らなくてはいけません。しかし、この資格は「保育士資格」があれば、研修を受けるだけでもらえます。

少し前まではパートさんが多い仕事でしたが、最近は正職員として採用する会社も多いです。

病棟保育

病棟保育とは、病院で入院している子どもに遊びやコミュニケーションを提供する仕事のこと。病棟保育をする保育士は『医療保育士』と呼ばれます。

0歳〜18歳の子どもが対象です。看護師や医師と連携を取りながら、子ども一人ひとりの症状に合わせて、食事、排泄、睡眠などの介助をします。

医療者ではないので、医療行為はしません。その代わり、看護師の補助業務を行うことがあります。治療には関わらないとはいえ、医学用語が分からないと的確な支援ができません。

そのため、看護や医療についての知識も身につける必要があるでしょう。

子どもにとって、親しい人が周りにいない入院は心細いもの。医療保育士になれば、そんな子どもたちを笑顔に与えられるため、やりがいを感じやすい仕事になるでしょう。

病児保育

病児保育とは、保育所に通っている子どもが病気になったとき、保護者の代わりに病気の子どものお世話をする保育サービスのこと。病児保育をする保育士のことを「病児保育士」と呼びます。

施設で子どもを預かることもありますが、依頼者の家を訪問して子どもと1対1でお世話をすることも。

仕事をする保護者が増えてきた今、ニーズも高くなっているサービスです。

保育する子どもの年齢は、病気にかかりやすい0歳~2歳がもっとも多くなります。会社によっては、小学生も対応することもあるようです。基本的に土日はお休みで、夜勤がありません。

保育園よりも子どもとの距離が近く、きめ細やかな保育ができるのがポイントです。ただし、病児保育士は、ちょっとした変化も見逃してはいけません。責任のある仕事であると覚えておきましょう。

病児保育士になる方法や、メリット、デメリットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。

»病児保育士になるには?仕事内容やメリットを解説

ベビーシッター

ベビーシッターは、依頼者の自宅で子どもを保育するサービスのこと。対象となる子どもの年齢は、6か月~12歳ごろまでと幅広いのが特徴です。

家で保育するだけでなく、幼稚園や保育園のお迎え、習いごとへのお見送りなどをすることがあります。基本的には、日中仕事をしている保護者の代わりなので、夜勤はありません。ただし、会社によっては夜勤をすることもあるので、しっかりチェックしておきましょう。

保育以外の仕事

事務員として働き出した女性保育士
最後に、保育には直接かかわらないけれど、保育士の知識と経験を活かして活躍できるお仕事を紹介していきます。

ファッション業界での企画や販売員

保育士は、子どものスペシャリストです。そのため、子ども服を扱うファッション業界なら、子どもの成長に合わせた洋服選びのアドバイスができます。

「ミキハウス」や「スタジオアリス」など子ども服メーカーの店舗で、販売員として働くのも方法の一つです。

他にも、保育士の知識や経験を活かせば、子ども服の企画製造でも重宝されるでしょう。

子ども用品を扱うメーカーでの企画

ファッション業界と同様に、子ども向けのオモチャや絵本など子ども用品を扱うメーカーに就職するのも手の一つです。

赤ちゃん本舗やトイザラスなど、子どもが喜ぶだけでなく、大人も安心して買える商品の企画でも保育士の知識や経験を活かせます。

ただし、どの部署に行くのかは自分では決めることはできません。また、営業のように保育以外のスキルも求められることもあるので、注意しましょう。

遊園地などアミューズメント施設のスタッフ

遊園地やデパート、スポーツジムなどの商業施設でも、スタッフとして保育士の経験や知識を活かせます。

例えば、一時的に子どもを預かる「保育ルーム」や、子どもが安全にアトラクションで遊べるようにサポートするのも手の一つ。

さらに、子ども向けのイベントを運営する施設でインストラクターをしたり、子どもが喜ぶイベントを企画するスタッフとしてもニーズがあります。

保育園での事務員

保育士資格がある人は、保育園での事務員としても働きやすいです。

保育園の事務員は、保育士さんとコミュニケーションをとることが何より大切。そのとき、保育士用語がすぐに伝わるため、お互い仕事しやすいのです。

また、保育士の大変さを知っているからこそ、より具体的なサポートを行えます。

ただし、パソコン業務が増えるので、パソコンに慣れておく必要があるでしょう。

仕事を選ぶときは、自分のやりたいことを考えることが大切

自分の将来について、真剣に考えている女性保育士
このように、保育士資格があるとさまざまな場所で働くことができます。たくさん働く場所がある中で仕事を選ぶときは、『自分がやりたいこと』を具体的に考えることが一番大切です。

「なぜ、保育園ではなく、この仕事を選んだのか」それをしっかり答えることができれば、保育園以外の職場で就職活動しても、怖いことはありません。

まずは、自分がやりたいことや働く上で譲れないことをしっかり書き出すことが大切。方向性が決まってきたら、気になる仕事を探していきましょう。

保育士資格が活かせる仕事を探すのなら、保育士専門の転職サイトがおすすめです。条件を絞って検索したり、キャリアアドバイザーが自分に合った仕事を探してくれます。

こちらの記事でオススメの転職サイトを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

»保育士向けの転職サイトの口コミ・評判を保育士の視点からチェック!

まとめ

新しい職場で同僚と一緒に笑顔で仕事に励む女性
保育士の資格を活かして働ける職場やお仕事を紹介してきました。

保育士資格は、保育園以外の場所でも求められている、ニーズが高い資格です。「せっかく取ったから資格を活かしたいけど、保育園は合わなかったな….」と感じても、大丈夫。保育士資格を持っていれば、さまざまな道が開けます。

たくさんある仕事からピッタリの仕事を選ぶために、自分が一番やりたいことを明確にしておきましょう。

ぜひこの記事を参考にして、ステキな毎日を送ってくださいね。

関連する記事

人気記事

就職・転職を成功させるコツ
履歴書の書き方、自己PRの作り方、志望動機の例文集、面接対策などの記事を掲載しています。
保育士のキャリアアップ資格
保育士のキャリアアップを考えるなら、保育士の資格に加えてプラスアルファで資格を取るのがオススメです。
保育士の悩み
給料が安い、残業が多い、人間関係が悪いなど、保育士の悩みにベテラン保育士がアドバイスをします。