辛い!辞めたい!人間関係に悩む保育士のためのタイプ別の解決策

保育士は、たくさんの人と関わる仕事。子どもや保護者だけでなく、同僚の保育士と良好な関係になれなかったとき、ストレスを感じてしまいます。人間関係からくるストレスは、保育士の退職理由で第3位になるほど深刻な問題なのです。

しかし、せっかく叶えた「保育士」という夢をあきらめたくないですよね。そこで、ここでは人間関係を良好にするための方法を3つご紹介。周りの人に振り回されないためのポイントもご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

人間関係に悩んでいる保育士は、20%!

人間関係に悩む保育士
東京都の調査によると、「人間関係」を理由に退職した保育士は、全体の20%!5人のうち1人が退職するほど、保育士は人間関係に悩んでいます。

保育士は、チームプレイが基本。他の保育士と良好な関係が結べなければ、仕事が回りません。ここからは、先輩や同僚との人間関係を良好にするポイントを紹介していきます。

「保護者と話すのが苦手…」「保護者とうまくいかない」という方は、こちらの記事に保護者と信頼関係を築く方法について詳しく載っているので、参考にしてみてください。

保育士には、人によって接し方を変える

保護者と接する保育士
職場の保育士とうまくいかないときは、人によって接し方を変えてみましょう。ここでは、次のタイプの保育士に対する接し方について説明します。

  • お局様タイプの先輩保育士
  • ウワサや悪口が大好きな同僚の保育士
  • 1年目の保育士に厳しい保育士
  • お局様タイプの先輩保育士

    誰でもやってしまうような小さなミスでも、口うるさく注意してくる「お局様」タイプ。そんなお局様タイプの先輩保育士には、次の3つのポイントに注意して接してみましょう。

    1. しっかり話を聞いて、丁寧に対応する
    2. 謙虚な姿勢でいる
    3. あえて積極的に関わっていく

    お局様タイプの保育士は現場での経験が長く、自分なりの「保育方法」を持っているもの。このタイプの人は、自分の指導法に自信があるので、頼られたり敬意を払ってくれる相手のことを悪いように思いません。

    例えば、しっかり話を聞きつつ「ここについて、教えてください!」「クラスでうまくいかないことがあるんですが、先輩はどうしていますか?」と質問をしてみると、心を開いてもらいやすくなります。

    また、指示されたことはすぐにメモにとり、実践してみましょう。「お、この子はやる気があるな」「教えがいのある後輩だな」と、好感を持たれます。

    頼られてうれしくない人はいません。こびを売るのではなく、あくまでも「一人の保育士の先輩」として敬意を払うようにしましょう。

    ウワサや悪口が大好きな保育士

    ウソか本当か分からないような話をしてくる、「ウワサ好き」の保育士。

    このタイプの保育士には、同調も反論もせずに「へー、知らなかった。」とウワサ話や人間関係に疎いふりをしましょう

    ウワサ話が好きな人は、ウワサ話を聞いて反応がいい人や、一緒に盛り上がれる人に話しかけるもの。そのため、思ったような反応が見られないと「この人に話しても意味ないな」と仕事に必要な話だけするようになります。

    とくに、良くないウワサや悪口は、他人に向けられたものであっても、いい気はしませんよね。無視はしないで、ある程度話を聞いたら話の輪から離れましょう。

    1年目の保育士に厳しい保育士

    普通の会社であれば、1年目は先輩がつきっきりで教えるもの。しかし保育士は、最初から「プロ」として見られてしまいます。
    そのため、「こんなこともできないの?」「それくらい自分で考えなさい」と強く当たる人がいるのも事実です。

    そのような場合、「〇〇さんと上手くいかなくて悩んでるんだけど。。」と周りの人に話を聞いた上で、対処するようにしましょう。

      一見怖そうだけど良い人のパターン

    もし、「あ〜厳しい人なんだけど、情熱がある人だよ」「厳しいよね、私も泣きそうになったことある…でも正しいことだったから気をつけるようにしたよ」というような言葉が返ってきた場合、信頼できる保育士だといえます。

    最初は怖いかもしれませんが、積極的に接してみましょう。人は関わる回数が増えると好感を持ちやすくなるもの。そのため、「分からないので教えてください!」と勇気を持って話しかけに行くことで関係を改善できます。

      同僚からの評価が低い人のパターン

    もし、「あ〜最低限関わらない方がいいよ」と周りからもいい印象は持たれていません。ただ嫌がらせをしてくるタイプなので、適切に対処しましょう。

    例えば、1年目だけに強く言ってくるタイプは、「この子なら何を言っても言い返さないだろう」と人を選んでいることがあります。そのため、まずは「自分が正しい」と思っている意見をしっかり伝えましょう。反論するというよりも、自分をしっかり持つというイメージです。

    しっかり自己主張すれば、「意外としっかりしてるな。敵にならないようにしよう」と向こうから距離の取り方を変えてきます。

    このように、同じ職場で働く保育士であれば、タイプによって接し方を変えると、人間関係を改善できます。自分は職場でどのように見られたいのか、他の保育士とどんな関係になりたいのかを考えて、接するようにしましょう。

    転職するのも方法の一つ

    もし「先輩からの嫌がらせがひどい」「相談したのに、保育園は何もしてくれない」など今の状況に限界を感じたときは、思い切って別の保育園に転職してみましょう。

    保育士は現在、人が足りていません。そのため、今の保育園をやめたとしてもすぐに別の園へ就職しやすいのです。

    転職するには、保育士に特化した転職サイトで仕事を探すことをオススメします。プロのコンサルタントがいるため、分からないことや不安に思っていることをすぐ相談できるからです。一人で保育園を探すよりも効率的で、ミスマッチも防げます。

    保育士におすすめの転職サイトは、こちらで紹介しています。

    無料で登録できるところもあるので、気軽に登録してみてくださいね。

    まとめ

    仲のいい保育士
    同僚の保育士との関係を良くする方法について、紹介しました。

    人間関係を良くするポイントは、タイプに合わせて接し方を変えること。しかし、人によって態度を180度変えたり、媚びを売ることは決して良いことではありません。大切なのは、「あの子は何言っても大丈夫」「あの人は一方的に話を聞いてくれる」など、自分に向けられたネガティブな期待に応えないようにすることです。

    ただし、「この空間に1秒でもいたくない」「もう耐えられない!」と思ったら、別の保育園に転職するのも方法の一つ。今働いている保育園が、全てではありません。違う保育園に行くことで、今の息苦しさから解放されることもあります。せっかく叶えた夢をあきらめるのではなく、もっと自分に合う職場を探してみましょう。

    ぜひこの記事を参考にして、楽しい保育士ライフを送ってくださいね。

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