保育園と幼稚園の仕事内容の違い

「子どもに関わる仕事がしたい!」「でも保育園と幼稚園だったらどっちがいいんだろう?」と悩んでいませんか?

確かに保育園と幼稚園は、どちらも子どもの成長をサポートする仕事です。しかし、似ているようでも仕事内容は全く同じではありません。

保育園と幼稚園では、施設の目的も勤務時間も違ってくるからです。

ここでは、保育園と幼稚園の違いについて詳しくご紹介します。ぜひ進路の参考にしてくださいね。

保育園と幼稚園4つの違い

保育園と幼稚園の4つの違いを説明する女性
保育園と幼稚園は、次の4つの点で変わってきます。

・法律上の違い
・保育時間と保育日数、預かる子どもの人数の違い
・勤務時間の違い
・仕事内容の違い

それぞれ順番に見ていきましょう。

1.法律上の違い

保育園と幼稚園の最も大きな違いは、法的な位置づけの違いです。

保育園:厚生労働省の管轄(児童福祉法)
幼稚園:文部科学省の管轄(学校教育法)

保育園は厚生労働省の管轄で、児童福祉法によって定められています。あくまで「国民の生活を豊かにするための福祉施設」という位置づけです。つまり、保育園の本来の目的は、親の育児への負担を軽減すること。

義務教育への準備や、教育を目的としているのではなく、仕事や就学などで「保育ができない」両親に代わって子どもを保育するための場所なのです。

一方、幼稚園は文部科学省の管轄で、学校教育法によって定められています。小学校や中学校のような義務教育ではありませんが、「子どもの教育のために作られた施設」という位置づけです。

保育園のように大人のためではなく、子どものための施設ということですね。

また、幼稚園は「義務教育および、その後の教育の基礎をつちかう場所」とされています。幼稚園で小学校に就学する準備をすることや「生きる力の基礎」を育成することで、学校教育法で定められた「幼稚園教育の目標」を達成できるのです。

このように一見似たような施設でも、法的な位置づけは大きく異なるので覚えておきましょう。

2.保育時間と保育日数、預かる子どもの人数の違い

保育園と幼稚園は、保育時間や保育日数、預かる子どもの人数がそれぞれ違います。

保育園は「子どもの保育」が目的なので、幼稚園よりも時間が長いのが特徴です。

また、1年間の保育日数について保育園には特別な規定はないものの、幼稚園では39週を下回らないように規定されています。

3.勤務時間の違い

保育園と幼稚園では、勤務時間も違ってきます。

保育園は「早番」「通常勤務」「遅番」などシフト体制が基本です。土曜日は職員で交代しながら出勤するため、休日になることもあれば出勤することもあります。一方、幼稚園は固定勤務です。

ただし、幼稚園でも「預かり保育」に対応しているところでは、「早番」「通常勤務」「遅番」などのシフト体制を組むこともあります。

※「預かり保育」とは、保護者の希望に応じて教育時間の前後や土日、長期休業期間中に幼稚園で教育活動を行うことです。

園によって勤務時間は違うので、就職活動するときには注意してチェックしましょう。

4.仕事内容の違い

最後に、保育園と幼稚園は仕事内容も少し違います。

保育園での仕事は、子どもの年齢に合わせた保育をすることです。あいさつや手洗いうがい、排泄、着替え、お昼寝のような基本的な生活習慣の指導から、心身の発達を目的とした保育指導を中心に行います。

一方、幼稚園では、集団生活でのコミュニケーションや創造性を育てること、肉体的な発達の促進、小学校の入学に向けた教育が中心です。

ただし、園によって独自の保育や教育を取り入れているところも多いため、仕事内容はさまざまです。

また、保育園は給食が義務ですが、幼稚園は任意なのでお弁当の場合もあります。そのため、給食が出るかどうかで「食育の指導方法」が変わってくることも特徴の一つでしょう。

イベントにもそれぞれ特徴があります。保育園は保護者が働いていることが多いため、大きなイベントは年に数回。一方、幼稚園には保護者が参加するイベントも多く、平日にも開催されます。

保育園も園内で季節のイベントを行っているため、仕事の負担が少ないわけではありません。ただし、保護者が参加するイベントの場合、準備が大掛かりなものになるケースも多いです。そのため、幼稚園教諭はイベント準備により多くの時間を割く必要があるでしょう。

どっちの方がいいとは言えない

自分には保育園と幼稚園のどっちがあっているのか悩んでいる女性
このように保育園も幼稚園は、似ているようで全然違います。

しかし「結局自分にはどっちが向いているんだろう?」と悩んでしまうかもしれませんね。

最終的にどちらの園にするかは、「自分が何を重視しているか」で決めると良いでしょう。

例えば、決まったカリキュラムをこなすよりも、自分の力で臨機応変に対応するのが好きな方は保育園に向いています。

また、「できるだけ決まった時間に帰りたい」「土日は休みたい」とプライベートも大切にしたい方は、幼稚園の方が叶えられることが多いです。

実際に働くまでは「自分にできるだろうか?」「本当にこの道で良かったのかな?」とみんな不安に思うもの。でも働いて新しい体験をすると、「この仕事を選んで良かった」と思うこともたくさんあります。

ゆっくりと考えて、自分らしく働ける仕事が見つかるといいですね。

まとめ

保育士の道を選んで毎日が充実している女性保育士
保育園と幼稚園の違いについて、まとめてきました。

一見似ている仕事でも、法律で決められた違いがあることで、仕事内容や勤務時間も異なります。ただし、「どちらの園がいい」ということはありません。

違いを知った上で、「自分にはどっちに向いているか」を考えることが大切なのです。

ぜひこの記事を参考にして、自分らしく働ける進路を見つけてくださいね。

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