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「保育士の役割って何だろう?」と思っていませんか?
保育士の役割は、子どもの成長をサポートするだけではありません。保護者が抱える悩みの相談に乗るなど、保護者に対してもサポートするのも役割の一つです。
ここでは、保育園で働く保育士の役割について詳しく見ていきましょう。
目次
保育園で働く保育士の役割とは?
保育園で働く保育士の役割は5つあります。
・子どもに基本的な生活習慣を身につけさせる
・子どもの健康管理をする
・子どもに集団生活でのコミュニケーションを学ばせる
・子どもの心身発達をサポートする
・保護者の悩みをサポートする
それぞれ具体的に見ていきましょう。
1.基本的な生活習慣を身につけさせる
子どもに基本的な生活習慣を身につけさせるのは、保育士にとって最も重要な役割の一つです。
基本的な生活習慣には、食事、睡眠、排泄、手洗いうがい、着替えなどがあります。
これらは家庭で覚えることでもありますが、家と保育園のどちらでも教えることで、子どもたちがより身につけやすくするのが狙いです。
また、家庭によっては上手に教えてあげられていないこともあるので、保育のプロとして保育士は生活習慣をしっかり教える役割があります。
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2.子どもの健康管理をする
2つ目の役割は、子どもの健康管理をすることです。
子どもは、自分で自分の健康状態を上手に伝えることができません。そのため、保育士が顔色や声の調子、行動を見て健康状態を把握します。
必要に応じて、症状を聞き出したり、休ませてあげたり、保護者に連絡して迎えにきてもらうなど対処法を考えなくてはいけません。
集団生活をしていると、感染症にかかりやすくなるもの。症状を悪化させたり、他の子どもに移さないようにするためにも、保育士が健康管理で果たす役割は大きいです。
3.集団生活でのコミュニケーションを学ばせる
3つ目の役割は、子どもに集団生活でのコミュニケーションを学ばせることです。
保育園に通う大きなメリットの一つとして、「集団生活から社会性を学ぶことができる」というものがあります。友達と関わることで自己主張のぶつかり合いによる葛藤を経験したり、友達と一緒に遊びながら楽しさや充実感を味わうことで、次第に社会性を身につけていくのです。
保育士には、そうやって必死に集団生活をしようとする子どもたちを支援する役割があります。子どもたちが上手に集団生活できるように、日々の遊びや遠足、発表会などのイベントを企画することで、「集団生活に必要なことは何か?」を学ばせているのです。
4.子どもの心身発達をサポートする
4つ目の役割は、子どもの心身発達をサポートすることです。
保育園に通う子どもたちにとって、心身の健全な発育は非常に大切。この時期の保育の仕方次第で、その後の成長に大きな影響を与えるからです。
そのため、保育士は子どもたちの年齢や成長状態に合わせた柔軟なサポートする必要があります。
例えば、「遊び」を通じて精神的にも肉体的にも健全な発育ができるように、室内遊びや外遊びの内容をたくさん企画するのも仕事です。
5.保護者の悩みをサポートする
子どもだけでなく、保護者の悩みをサポートするのも保育士の大切な役割です。
保護者は全員子育てが得意なわけではありません。当然、子育てが苦手な保護者もたくさんいます。
とくに、意図せず子どもができてしまった家庭や、初めて子育てをする保護者は、子育てに対する悩みや不安を多く抱えているもの。
保育士は連絡帳や送り迎えなどちょっとしたやり取りを利用して、アドバイスしてあげることも大切な仕事なのです。
保育士に求められるのは、愛情と信頼
このように、保育士の役割は子どもと保護者の両方にサポートすることです。
役割を全うするためにも、保育士には愛情と信頼が求められます。
まずは「自分が子どもを預けるならしてほしいこと」は何か優先して考えるようにしましょう。「もし私が保護者だったら、保育士にこんなことをしてほしいな」という感覚は、保育のスキルをあげることができます。
また、こまめにコミュニケーションを取ることも大切です。保育園では、保護者の代わりに子どもを預かります。しかし、保護者にとって子どもの様子が見れない分、心配なことも多いのです。
そこで「今日はこんなことがありました」とこまめに報告すると、保護者から信頼されやすくなります。コミュニケーションは、顔と顔を合わせた会話だけではありません。連絡帳もコミュニケーションの手段の一つです。
子どもと保護者の様子をしっかり把握するためにも、コミュニケーションは進んで図るようにしましょう。
先生という立場に満足するのではなく、子どもと一緒に成長していくことを大切にしてくださいね。
まとめ
保育園で働く保育士の役割について紹介してきました。
保育士の役割は次の5つです。
・子どもに基本的な生活習慣を身につけさせる
・子どもの健康管理をする
・子どもに集団生活でのコミュニケーションを学ばせる
・子どもの心身発達をサポートする
・保護者の悩みをサポートする
子どもの成長を見守るだけでなく、保護者が抱える悩みにもサポートします。そのためにも自分から進んでコミュニケーションを取り、子どもへの愛情を伝えるようにしましょう。子どもへ愛情が伝われば、子どもだけでなく保護者にも信頼されるようになります。
この記事が、保育士を目指す方の参考になれば幸いです。