「お金がない!」「この給料のままだったら、これから生活できないかも…」と悩んでいませんか?
そんな方には、副業がおすすめです。厚生労働省によると、保育士の平均年収は323万円ほどで、決して高いとは言えません。さらに、保育士の約55%が副業を経験しているというデータもあります。それくらい、保育士にとって副業は身近なものになっているのです。
とは言っても「普段から忙しいんだけど、どんな副業を選べばいいの?」と疑問に思うかもしれませんね。
そこで、この記事では忙しい保育士にオススメの副業をご紹介します!
ぜひ年収アップの参考にしてみてくださいね。
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目次
保育士が副業を選ぶときのポイント
副業を選ぶときは、次の2つのポイントで選ぶと良いでしょう。
・職場から遠いところ(職場の最寄駅と違う沿線か、職場や家から30分以上離れた場所)
同僚の保育士や、保護者と会わない場所で副業をする方が無難だからです。例えば、副業しているときに同僚と出会ってしまうと、少し気まずく感じてしまいますよね。
また、保護者から見ると「保育士の仕事に専念してない」「副業することで、保育への集中力が落ちるんじゃないの?」と思ってしまうもの。「副業しているような保育士に、うちの子を預けるのはちょっと…」と拒否反応を示されるかもしれません。
そこで、家から全く出ずにできる仕事か、職場から遠く離れたところで副業をするのがベストなのです。
ただし、あまりにも遠すぎる場所で働くと通勤時間が長くなってしまいます。負担が大きくなると、何事も続けられなくなるので、しっかり職場は選びましょう。
保育士におすすめの副業7選
それでは、保育士にオススメの副業を紹介していきます。
1.家事代行
最近副業として人気が高まっているのが家事代行のお仕事です。
週末二時間程度のスキマ時間から始められて時給も1500円以上の場合が多いので、家事が苦手でなければおすすめできる副業です。
また仕事内容としてチャイルドケア(多くの場合は保護者の方が在宅の状態での育児のサポート)の仕事もあり、現役の保育士にとっては最適な仕事と言えるのではないでしょうか?
また、フルタイムで働けば月収25万円以上も可能なので、転職を視野に入れている人のお試しとしてもおすすめできる仕事です。
最近では共働きが当たり前になり、家事も専門家にアウトソージングするのが当たり前になりつつあるので将来性という意味でも登録する価値はあると思います。
2.ライター
時間に自由が聞きやすい副業としておすすめなのは、ライターです。パソコンやスマートフォンを使って案件を探し、記事を執筆します。記事と言っても、その形はさまざま。調査や取材が必要なものや、経験談、300字程度の口コミなどから、自分で書きたいものを選べるのが特徴です。
最近では、ライターの募集サイト「クラウドソーシング」も充実してきています。そのため、誰でも仕事を見つけやすいのもポイントと言えるでしょう。
ただし、報酬に幅があるので注意しなければいけません。1000文字1200円の案件もあれば、1000文字100円のものもあります。
オススメは、保育士の知識や経験を活かせるような案件を積極的にこなすことです。専門性が高いので、その分単価も高くなります。
毎日2~5時間ほど作業すれば、月に3万円~6万円の収入になるでしょう。
3.内職
内職は、パソコンやスマートフォンなど、インターネットが苦手な人でも家でできます。
専業主婦の方も昔からやっている仕事なので、聞いたことがある方も多いでしょう。段ボールの組み立てやシールの貼り付け、クギの仕分けなど、初心者でも手作業でできるものがほとんどです。
仕事を探すときは、バイトルや@sohoなどバイトアプリで検索してみましょう。
ただし、今は案件の数が減ってきています。先ほど説明したライターのように、インターネットを使った副業が定番になりつつあるからです。また、1件あたりの報酬も安いものが多いので、「ガッツリ稼ぎたい!」という方にはオススメできません。
4.ベビーシッター
「保育士のスキルを活かしたい!」という方にオススメの副業は、ベビーシッターです。
基本的に依頼者の家で、小学生の子どもや赤ちゃんのお世話をします。家の中なので、副業している姿を見られることもありません。
ベビーシッターを副業にするなら、ベビーシッターの派遣会社に登録するのがオススメです。派遣会社なら、自分の都合のいい日だけ仕事を入れることができます。週に1回の出勤で、月に3万円〜4万円の収入になりますよ。
派遣会社以外では、個人的にベビーシッターをするという方法もありますが、自治体に申請をしないとできません。
5.コンビニ、飲食店
代表的な副業とも言えるのが、コンビニや飲食店での接客でしょう。
どこにでもありますし、働く時間帯もフレックスに決められます。深夜や早朝だけ働くことも可能なので、たくさんシフトに入ればかなり稼げるでしょう。
ただし、接客業はとても体力がいる仕事です。日中の保育が終わった後だと、ヘトヘトになってしまいます。
体調を崩しやすいので、週2日ほどで働くと良いでしょう。1日数時間働くだけでも、月に5万円〜7万円の収入になりますよ。
また、職場から遠い場所を選んでも、たまたま誰かに見られてしまう可能性もあるので、注意しなければいけません。
6.大学の非常勤職員
「保育園側にだまって副業するのが心苦しい…」という方にオススメなのが、大学の非常勤職員です。
「週末だけ大学で働いている」と聞いても、悪い印象はしないですよね。保育園側に伝えても「勉強熱心なんだね」と思われるだけで、強く否定されることはないでしょう。
仕事内容は、実習指導室のお手伝いや、教授の補佐などです。
ただし、タイミングよく求人が出てくることはめったにありません。そのため、出身大学のゼミの教授と定期的にやり取りをしておくと良いでしょう。
教授側も「信頼できる人にお願いしたい」と思っているもの。連絡を取り合っていれば、求人が出てきたときに大学側から声をかけてもらえる可能性が高くなるからです。
週に1日働くと、月に2万円〜3万円ほどの収入になります。あまり高くはありませんが、リスクも少なく、経歴にも載せることもできるのでオススメです。
7.本業以外の施設で保育業務
最後はやはり、本業以外の施設で保育業務の副業をすることでしょう。
保育であれば、本業で慣れているので、新しく何か覚えるよりもスムーズに仕事ができます。
例えば、次のような仕事がおすすめです。
・遊園地やショッピングモールなど、商業施設での一時預かり
・コンサートや結婚式などで、子どもを預かるイベント保育
最近は共働きの家庭が増えてきたので、臨時保育のニーズもとても高くなっています。
本業と違う環境になるので、保育士としてのスキルアップにもなるでしょう。
副業で大変なこと、デメリット
このように、保育士にできる副業はたくさんあります。しっかり仕事をチェックして選べば、きちんと稼げるのです。
ただし、副業はいいことばかりではありません。次の2つのデメリットがあることを覚えておきましょう。
・体を壊しやすい
夜に副業をしていると、それだけ睡眠時間が少なくなります。本業の保育をしているとき、睡眠不足でボーッとしてしまうのは、とても危険です。判断力が鈍くなると、子どもをとっさに守れなくなってしまいます。
また、お金を稼ぐのが楽しくなり、働きすぎて体を壊してしまう人もたくさんいます。ただでさえ、体力仕事が多い保育士。体力のキャパシティを超えない範囲で、副業をしましょう。
それでは最後に、副業を始めるときの注意点を紹介します。
副業を始めるときの注意したい4つのこと
副業を始めるときは、次の4つ点に注意しましょう。
・年間収入で20万円を超えたら、確定申告が必要!
・年間収入が20万円以下なら、住民税の申告を忘れずに
・シフトがかぶらないように気をつける
それぞれ順番に説明していきます。
副業禁止ではないかチェックする
まず、自分の働いている保育園が副業NGではないかチェックしておきましょう。
公立保育園で働いている保育士は「地方公務員」になるため、副業は絶対禁止です。
また認可外保育園でも、就業規則で副業禁止と示されていることもあります。その場合、副業していることが判明したら、自主退職を迫られることも。
法律では、公務員以外の人であれば副業をするのは違反にはなりません。しかし、会社が認めていないと「規則を破った」とみなされて失業するリスクがあることを覚えておきましょう。
年間収入で20万円を超えたら、確定申告が必要!
副業での収入が年間で20万円を超えたら、確定申告を忘れないようにしましょう。
確定申告を忘れると、税金が未納だと判断されて、ペナルティが課されることがあります。自分の住んでいる自治体の税務署で、必ず手続きをしましょう。
初めて確定申告をする方とっては手間もかかり、ややこしく感じるかもしれません。しかし、誰でも最初は難しく感じるもの。
2月~3月になれば、市役所によっては無料相談会を開いてくれるところもあります。税務署に行けばやり方も丁寧に教えてもらえるので、安心してくださいね。
20万円以下なら、住民税の申告を忘れずに
「じゃあ年間収入が20万円いかないようにしよう!」と思ったかもしれませんね。確かに年間収入が20万円以下だったとき確定申告は不要です。しかし、住民税の申告はしないといけません。
お金を稼いだら、所得税と住民税の2つを必ず払う義務が生まれます。どちらも申告が必要で、所得税は確定申告を、住民税は市役所で申告しなければいけません。
ただし、確定申告をすれば、同時に住民税の申告もしてくれるようになっています。そのため、年間収入が20万円を超えたとき、住民税の申告は必要ありません。しかし、年間収入が20万円以下のとき確定申告は不要なので、個別に住民税の申告に行く必要があるのです。
また、住民税の徴収方法は「普通徴収」を選びましょう。
普通徴収を選べば、副業で稼いだお金の税金をコンビニで払うことができます。年に4回支払い伝票が届くので、しっかり払いましょう。
他にも「特別徴収」という方法がありますが、この方法だと本業として1番お金を稼いでいる職場から、毎月天引きされることになります。すると職場に通知が届くため、隠していた副業が発覚することに…。
大事な点なので、しっかり覚えておきましょう。
シフトがかぶらないように気をつける
休日に派遣やアルバイトの仕事を入れようと思っている人は、本業とシフトがかぶらないように注意しましょう。
普段は土日がお休みでも、運動会や発表会などのイベントは土日に行われることも多いからです。お金を稼ぐために、本業がおろそかになってしまうのは本末転倒。
2つの職場に迷惑をかけないように、スケジュール管理もしっかり行いましょう。
まとめ
保育士にオススメの副業と、副業を始める上での注意点を紹介してきました。
保育士のお給料は、全国的に見てもあまり高くありません。そのため、副業で生活をもっと楽にしたいと考える方もたくさんいます。
ただし、職場で禁止されているのに副業をすると、失業してしまうというリスクも。さらに、働きすぎて体を壊してしまう人も少なくありません。
まずは、職場選びと税金対策をしっかり行いましょう。
今よりもっと楽しい生活が送れるように、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。