複数担任制が苦手でストレスを感じる保育士は9割以上!うまく乗り切るコツは?

複数担任のクラスでは、保育士同士のチームワークが不可欠です。しかし、90%以上の保育士は複数担任でうまくいかず、強いストレスを感じています。

「こんなに辛いなら、一人担任の方がいい!」と希望しても、子どもの人数や年齢によって強制的に複数担任になることも。「我慢するしかないのかな」と落ち込んでしまうかもしれませんね。

そこでここでは、複数担任をうまく乗り越えるコツについてご紹介。複数担任制にどんなストレスを抱えているのか、アンケートをもとに保育士の現状もご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

複数担任にストレスを感じている保育士の現状

複数担任制の保育所
まずは、保育士は複数担任にどのようなストレスを感じているのか、保育士の現状について紹介します。

人材紹介会社ウェルクスが保育士を対象に、「複数担任でクラス運営を行う際に、ストレスを感じたことはありますか?」とアンケートを行いました。すると97%の保育士が「ある」と回答。複数担任を経験したほとんどの保育士が、ストレスを感じたというのです。

それでは、保育士は複数担任制でどのようなストレスを感じたのでしょうか?

複数担任で保育士が感じるストレス

ストレスのある保育士
続いて複数担任でストレスを感じたことが「ある」と答えた保育士に、「どのような点でストレスを感じましたか?」と質問したところ、次のようなことが分かりました。

  • 情報共有・報告連絡相談がうまくできない:66%
  • 業務分担がうまくできない:44%
  • 1人の方が気が楽である:44%
  • 人任せになる保育士がいる:43%
  • やりたい保育の方向性が合わず揉めてしまう:38%
  • 自分勝手な行動を取る保育士がいる:31%
  • 意見が合わない:30%
  • 話が通じないと感じる:29%
  • 相手委嫌われていると感じる:29%
  • 仕事の量に差がある:26%
  • 副担任やその他の保育士が思うように補助してくれない:24%
  • 年齢が離れすぎてやりにくい:22%
  • 主担任が指揮指導をしてくれない:13%
  • その他:6%

この結果をみると、主担任や副担任という立場に関わらず、「協力して仕事をしたい」という気持ちから生まれる不満が多いようです。お互いに「協力したい」と思っているのに気持ちが伝わっていない、もしくは伝えるための手段を知らない。これでは、「何で分かってくれないの?」「自分勝手な人だな」と不満が生まれるのも当然です。

それでは、複数担任を楽しく乗り切るにはどうすればいいのでしょうか。

複数担任を乗り切る方法

パソコンの前の女性
複数担任をうまく乗り切るためには、次の5つのポイントに気をつけましょう。

  • あいさつは自分からしよう
  • 何か行動するときは、事前に相手に声をかけよう
  • 感謝と労りの言葉をかけよう
  • 手が空いたら、積極的に手伝いを申し出よう
  • 相手の保育に対する価値観を理解しよう
  • それぞれ詳しく説明します。

    あいさつは自分からしよう

    複数担任のときは、まずは自分からあいさつをするように心がけましょう。

    人は誰でも、自分に積極的にあいさつしてくれる人を好印象に見やすいからです。

    ただし、あいさつするときは次のことに気をつけましょう。

  • 作業中だったら、手をとめる
  • 体も顔も相手の方に向ける
  • 笑顔で元気よく
  • 集中した作業のときは、なかなか手を外したくないですよね。でも、何かしながらのあいさつは、とてもイメージが悪く見えます。なるべく作業の手は止めて、相手の顔をしっかり見てあいさつしましょう。また、無表情よりも笑顔であいさつした方が、とても好印象です。

    自分がされたらうれしいと思うあいさつを、自分からペアの保育士にしていきましょう。

    何か行動するときは、事前に相手に声をかけよう

    複数担任をうまく乗り切るには、行動する前にペアの先生に声をかけましょう。

    ひとこと声をかけることで、「進んでやってくれてるんだ」「周りをよくみているな」と思われやすくなります。

    声かけは「連絡ノート書いておきます」「衣装の仕上げ始めておきます」など、「○○やっておきます」だけで大丈夫です。声かけさえしておけば、終わった頃に「え?それ始めちゃったの?他に手伝ってほしいことあったのに…」と言われることもありません。

    自分も相手も仕事しやすいように、何か仕事を始めるときはペアの保育士への声かけをしましょう。

    感謝と労りの言葉をかけよう

    複数担任でうまくやっていくには、感謝と労りの言葉をペアの保育士に伝えましょう。

    感謝や労りがあるだけで、人は「やって良かった!」と思うもの。逆に何もしないと、「私が手伝うのは当たり前なわけ?」と思われてしまいます。

    自然に分業ができていたとしても、「今日のお昼寝の時間、連絡ノートをしてくださってありがとうございました」「その間に飾りつけの準備が進められたので、とても助かりました!」と感謝の言葉をかけましょう。

    また、ペアの保育士がため息をついていたり、「終わった~!」とひとりごとを言ったときに「お疲れ様です!」と声をかけるのも効果的です。

    ペアだからこそ、感謝と労りの気持ちを持って、言葉にして伝えましょう。

    手が空いたら、積極的に手伝いを申し出よう

    自分の手が空いたら、積極的に手伝いを申し出ましょう。

    誰でも手伝ってくれるのは、うれしいもの。「気にかけてくれたんだな」「いい子だな」と印象が良くなります。

    もし「今は大丈夫」と返事がきたら「分かりました。じゃあ他のことをしてますので、何かできることがあれば言ってくださいね。」と伝えます。「一緒に仕事しやすいな」と感じられるよう、言葉を選んで言いましょう。続けていけば、逆に自分を手伝ってくれる日がくるかもしれませんよ。

    相手の保育に対する価値観を理解しよう

    複数担任をするときは、ペアの保育士の「保育への価値観」をしっかり理解しましょう。

    相手の保育を理解できれば、「何でそんなことしてるの?」「意味が分からない…」という仕事中のストレスが減ります。

    「この先生の保育はよく分からないな…」と思ったら、まずはその先生が子どもと接する様子を見てみましょう。「そういう保育もいいな」「子どもたちはそんな反応をするのか」と意外な発見があるかもしれません。

    どうしても分からないときは、思い切って聞いてみるのも方法の一つ。

    最初から相手の保育観を否定するのではなく、理解しようと努力するのが大切です。

    まとめ

    仲のいい保育士
    複数担任の現状や、ストレスの解消法を紹介してきました。

    複数担任は、他の保育士と一緒に仕事をするため、完全にストレスがゼロになるのは難しいでしょう。

    しかし、ストレスは工夫次第で減らすことはできます。ほとんどの保育士は「協力して仕事したい」と思っているので、まずは相手を知ろうとすること、そして思いやりを持って接してみましょう。

    今の状態を変えたいのであれば、自分から変わることが大切です。この記事で紹介した接し方を参考にして、楽しい保育士ライフを送ってくださいね。

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