人間関係が悪いという悩みをもつ保育士へ

「先輩が陰口ばかり言ってくる…」「園長先生、理不尽なことで怒るからストレスが…」と人間関係に悩んでいませんか?

私自身、14年間保育士として働いてきて、そんな経験ばかりでした。

この記事では、私の経験を交えて「どうして保育園では人間関係のトラブルが多いのか」「人間関係が悪くなったら、どうすべきか」を紹介します。

人間関係に悩んでいる保育士の方は、ぜひ参考にしてみてください。

保育の職場は女の職場

お互いの距離感を測っている2人の女性保育士
保育士の8割は女性なので、保育園でも職員は女性ばっかり。女性が多いと、職場の人間関係はとにかく大変です。

「影で悪口を言われている」「自分にだけ当たりが厳しい」「嫌がらせをされる」「仲のいいグループ間で対立している」など、必ず出くわします。

「女の職場なんてどこもそうだ!」と言えば、その通りです。しかし、保育の仕事は体力やメンタル面のストレスが多いため、より人間関係がギスギスしやすいように思います。

陰湿な嫌がらせをされた経験

実は私自身、先輩からの嫌がらせを受けた経験があるのです。

20代の頃、いつも一緒にいる3人組の先輩からどうも嫌われていました。というのも、何につけて私に文句を言いに来るのです。

私がほとんど関わっていないことでも、私の責任にされたり、さらにそのことについて私が保護者さんに謝ったり…。明らかに嫌がらせを受けていました。

何をしても状況が改善される見通しが立たず、私のストレスも限界に達したので、結局その保育園を辞めることに。

後から人材紹介会社のカウンセラーに聞いたところ、その保育園では若い保育士が入ると、毎回嫌がらせをしていたようです。そのため人材紹介会社の間でも、若い保育士が定着しないことで有名だったそうですよ。

園長先生とそりが合わないことも

保育士同士では仲が良くても、園長先生がやっかいということもあります。

「何を考えているか分からない」「理不尽なことで怒り出す」「無茶な注文をする」「残業時間が長くても気にしない」「明らかに保育の方針が間違っている」など、園長先生が原因で仕事のストレスが増えている職場も見てきました。

園長先生にすばらしい人間性を期待しているわけではありません。ですが、明らかにおかしなことを言っているときは、我慢したくてもしようがないのです。

特に保育の方針がおかしいと、子どもたちにも申し訳なく思ってしまいます。また、何かあったときにも保護者から怒られるのは私たちですからね。

保育士のタイプ別に接し方を変えると、うまくいくことも

苦手だった先輩に積極的に話しかけに行く新人保育士
保育士は、チームプレイが基本。他の保育士と良好な関係が結べなければ、仕事が回りません。

ですが、人のタイプ別に接し方を変えてみると、案外うまくいくこともあります。

例えば、お局様タイプの先輩保育士には、次の3つのポイントに注意して接してみましょう。

・しっかり話を聞いて、丁寧に対応する
・謙虚な姿勢でいる
・あえて積極的に関わっていく

お局様タイプの保育士は現場経験が長く、自分なりの保育方法を持っているもの。自分の指導法に自信があるため、自分を頼ってくれる相手のことを悪く思いません。

そのため、しっかり話を聞きながらメモを取ったり、「教えてください!」「こんなことがあったんですが、先輩はどうしていますか?」と質問してみると、「何だ、思ったより良い子じゃない」と好感を持ってもらえます。

他にも「新人いじめをする」ベテラン保育士や「ウワサや悪口が大好き」タイプなどに悩みを抱えている人は、こちらの記事を参考にしてみてください。

辛い!辞めたい!人間関係に悩む保育士のためのタイプ別の解決策

どうしても解決できないときは、転職が1番

保育士から人間関係の良い職場について相談を受けているキャリアコンサルタントの女性
人間関係が悪いけれど、どうしても改善しないときは、転職するのが一番でしょう。どう頑張っても、人は他人を変えることはできません。自分が変わるしかないのです。

でも「転職しても、また人間関係が悪いとこだったらどうしよう。。。」って不安ですよね。

私も5回転職しているので、転職の度にそう思ってました。しかし、何度も転職するうちに、人間関係がいい職場とそうでない職場を見極めるコツが分かってきたのです。

詳しくはで人間関係がいい職場を見極める7つの方法でまとめているので、参考にしてみてください。

まとめ

人間関係が良く、一致団結している女性保育士たち
人間関係で悩んでいる保育士の方に、私の経験を交えて解決法を紹介しました。

保育士は狭い空間の中で一緒に働くため、人間関係のトラブルがとても多いのです。その職場で解決できたらいいですが、なかなかうまくいかないもの。

本当に辛くなったときは、転職するのが一番いいのです。転職は逃げではありません。自分らしく働くために、新たな職場を探すのは当たり前のことなのですから。

この記事が、人間関係に悩む方の参考になれば幸いです。

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